Sound International Japan
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楽譜・出版情報
合唱エクササイズ「作曲家編」1
出版元|カワイ出版
価 格|1,000円+税
お問合せ先|楽器店、書店、カワイオンライン等のネット通販でお求めいただけます♪
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カワイ出版の「合唱エクササイズ」シリーズ”作曲家編”、全3巻予定のうち第1巻が刊行されました!

作曲しようとする方だけでなく、演奏しようとする方、楽譜から何を読み取れば良いのだろう? という方にも、きっとヒントがみつかると思います!! 定価1000円のシリーズで、気軽に読み通せます!!ぜひご一読頂けましたら幸いです♪

<まえがき>

この「合唱エクササイズ」シリーズは、カワイ出版のある編集者が、合唱音楽に長年傾けてきた情熱と経験と将来への展望を込めて企画したものです。これまでに《アンサンブル編》(相澤直人 著)、《発声編》(松平敬 著)、《リトミック編》(岩本達明著)、《指揮編》(相澤直人・名島啓太 共著)、《表現編》(北條加奈 著)が刊行されており、このラインナップを見るだけでも、合唱音楽を多角的に、わかりやすくひもとこうとする壮大な意図が感じられます。
そしていよいよ、この《作曲家編》。そもそも作品を創るところからわかりやすく解説しようというわけです。でも、《作曲家編》って一体誰が読むの? 歌いたい人はたくさんいても、書きたい人なんてそんなにいるのかしら…?
きっと、書店でこの本を手に取られた方も、そう思われたのではないでしょうか?私も最初にお話を頂いた時にはそう思いました。
もちろん、このエクササイズを一通りやってみて、「自分にも書けるかも!」と思って下さる方が一人でも増えて、新しい作品が生まれれば、それはもう大歓迎です。これこそが文化のすそ野を広げ、育てるということであり、そんな貴重な役割をささやかにでも果たすことができれば、この上ない喜びです。
でも、この教本を手に取って頂きたいのは、そういう方々だけではないんです。演奏しようと楽譜を見る時、何を読み取るべきか、作曲家はどんなことを考えて楽譜を書いているのか、楽譜に書いていない大切なことは何か…この《作曲家編》によって、楽譜というものを見る目が変わります。読譜力とは、ドをドと読むことができること
ではありません。文章の「あ」を「あ」であると認識できても、文章の読解力や詩の表現を感じ取る力とは全く別物であるのと同じように、楽譜が、単なる音の高低や長短を表す記号の羅列ではなくなり、「音楽」が読み取れるようになる…そういう読譜力を養う目的が、この教本には託されています。
「難しい楽典の説明は不要。普遍的な理論書ではなく、わかりやすく、親しみやすく、なるほど!! の、『なかにしメソッド』を」。伝説の編集者早川由章さんのご無体な発注にもめげず、3巻終わったらいつのまにかぐんと視界が開けているような教本をめざそうではないかと、この挑戦を受けて立ち、とことん楽しませて頂きました。
見慣れた楽譜から新しい音楽が浮き上がって見えてくる。演奏音源のない新しい曲に取り組むのがコワくなくなる。そんな教本をめざしています。ぜひご一緒に!!

なかにしあかね


CONTENTS

第1章 まず、楽譜の話

第1課 楽譜の役割

第2課 楽譜を読む 楽譜を書く

第2章 ことばと音に取り組もう

第3課 詩と向かい合う

◆コラム 詩の選定について

第4課 ことばに音をつける ~音程とリズム~

◆コラム イントネーションをどう扱うか

第5課 音を作る ~音程とリズムとハーモニー~

◆コラム3 和音の話①

第6課 フレーズを作る

第3章 イメージを音にする

第7課 イメージを音にする1

第8課 イメージを音にする2

第9課 楽譜からイメージを読み取る

第10課 まとめ

新曲《風船》


「合唱エクササイズ 作曲家編 2」の内容はこちら

「合唱エクササイズ 作曲家編 3」の内容はこちら