音楽の友11月号に『英国歌曲展』の評を頂きました |
2013年11月01日(金)
〈音楽の友〉2013年11月号に、第17回英国歌曲展の評を頂きました。 「ブリテンの多様性に心ほぐされた一夜。英国歌曲の名手、テノール辻裕久が今回取り上げたのは生誕百年のこの大作曲家。・・・《誕生日を祝う歌》では、木村茉莉の流麗なハープと組んで冒頭のフレーズから純度の高い美声を披露。神への讃歌《カンティクル第1番》では・・・ピアノのなかにしあかねの精緻なタッチと敏感に呼応しながら密やかに歌い収めた。そして《カンティクル第2番アブラハムとイサク》ではメゾソプラノの波多野睦美と共に熱く歌い上げ、2人の劇的なフレージングを堪能した。《カンティクル第5番》では、高音のファルセットへの滑らかな移行に練り上げた技を感じ、《この島で》ではリズムの多彩さを歌い手自身も楽しみつつ、声音の光陰を際立たせる極上の歌唱を展開した・・・》(岸純信) すべてのプログラムに丁寧に緻密に言及して頂き、当日ご来場できなかった皆様にもブリテンの多彩さを伝えて頂けたような思いです。本当にありがとうございました。 |