Sound International Japan
Sound International Japan
News・最新情報
被災で楽譜を失われた方になかにしあかね作品の楽譜を寄贈致します
2011年05月15日(日)

東日本大震災の被害により楽譜を失われた方に、なかにしあかね作品の楽譜を寄贈致します。

練習していた楽譜がなくなってしまった方、合唱団で楽譜を流されてしまったお仲間がおられるなど、音楽のある暮らしを再開したいお気持ちを応援したいと思います。

私共から寄贈できる楽譜は以下のタイトルです。

 

【女声合唱】

「今日もひとつ」(星野富弘詩)

「悲しみの意味」(星野富弘詩)

「おおきな木」(島田陽子詩)

「Floating Island」(Dorothy Wordsworth詩)

 

【混声合唱】

「風の吐息」(橋爪文詩)

「思い出の向う側」(星野富弘詩)

「原体剣舞連」(宮澤賢治詩)

 

【ピアノ連弾】

「ハッピーバースデー・ファンタジー」

「トルコ行進曲ファンタジー」

「ピアノのためのⅢ章」

 

【歌曲】

「二番目に言いたいこと」(星野富弘詩)

「木のように」(星野富弘詩)

「ひとつの花が咲くように」(星野富弘詩)

 

ご希望の方は、1.お名前 2.所属のある方は所属団体名(学校・合唱団・音楽団体など)  3.お届け先ご住所 4.必要タイトルと冊数 を、こちらよりお知らせください。

もし、どこかで演奏してくださる予定がおありでしたら、それも書き添えて頂けましたら幸いです。

 

尚、この活動は、私共が楽譜を個人的に購入して寄贈するものですので、この活動についてのお問い合わせは、出版社に直接なさらないようお願い致します。お問い合わせはこちら

 

                                          辻 裕久  なかにしあかね

カワイ出版”歌おうNIPPONプロジェクト”♪
2011年05月11日(水)

3.11の震災から2ヶ月が過ぎました。なかにしの勤務いたしております宮城学院女子大学ではようやく新学期が始まり、学生達が戻って参りました。被害の大きかった沿岸地域からも、避難先からも、交通不便な中を朝4時や5時に起きて学生達は登校してきます。若い命を奪われた学生達のことを心にしっかりと刻み、懸命に未来を見ようとしている学生達を支えて行きたいと思います。

 

さて、カワイ出版の「歌おうNIPPONプロジェクト」に参加しております。カワイの作曲家達が無償で楽曲を提供して、日本中で歌って頂こうというプロジェクトです。本日5月11日に、まず、編曲作品がアップされ、なかにしはZARDの「負けないで」を編曲しております。斉唱でも、簡単な二部合唱(女声、男声、児童、それらの組み合わせも可)でも、女声三部合唱、混声四部合唱、男声四部合唱、それらの合同でも可能なように書きました。以下のカワイのウェブサイトより無料でダウンロードできますので、ぜひ歌って下さい!!

 

http://editionkawai.jp/

このプロジェクトは、この後、オリジナル新曲も発表されて行く予定で、なかにしはそちらにも参加致します。

Happy Birthday Fantasy vol.4のチケット販売を開始いたします
2011年05月01日(日)

今年もまた、辻沙織デザインのチラシでHappy Birthday Fantasy vol.4をご案内いたします。尚、今回の収益はすべて学生のための災害奨学金に寄付されます。

詳しくはこちら

宮城県南部の山元町災害FM放送りんごラジオに出演してきました
2011年04月21日(木)

山元町は宮城県南部、福島県との県境沿岸に位置する町で、可住地域の62%が津波の被害を受けた激甚被災地区です。なかにしは以前、文化庁の派遣事業で山元町の中浜小学校(津波でコンクリート枠だけになってしまった姿が全国ニュースでも放映されました)に演奏に伺ったことがあり、地元出身の宮城学院女子大学音楽科卒業生のご縁もあって、避難所のひとつ坂元中学校でミニコンサートをさせて頂きました。中浜小学校で目を輝かせて聴いてくれていたあの子供達、先生方や親御さん達はどうしておられるだろう、と胸のつまる思いでおりましたが、坂元中学校には中浜地区の方々が避難しておられ、以前のコンサートのことも覚えてくださっている方がおられました。

その後、震災後すぐに立ち上げられた災害FM放送の「りんごラジオ」に出演させて頂きました。このラジオは元東北放送アナウンサーの高橋厚さんが、機材を集め、周波数を合わせた携帯ラジオを全町民に配布して、生活情報や安全情報、安否情報、復旧・医療・交通・教育など地元に必要な情報を毎日発信し続けて来られたものです。スタッフの方々も皆さんボランティアで手伝っておられます。被災地とひとくちに言っても場所によって被害の状況も違いますし、必要な情報も刻々と変わる中で、町民が今必要な情報を得られる環境を整備されたことは本当にすごい!!!頭が下がります。

りんごラジオのウェブサイト はこちら

JR常磐線の線路は跡形もなく、原型をとどめない駅にはホームからホームへと渡る陸橋だけがぽつんと残っています。つい先日まで、のどかな人々の暮らしが確かにあったはずの場所に、ただぬかるみと瓦礫の山が広がって、海はこんなに近かったかと驚くほどすぐそばで無情なほど穏やかな波頭を見せています。ほんまに地球は何をしてくれるんや・・・と思います。持ち込んだキーボードに子供達が集まってきて、無心に聞き覚えたメロディーを奏でていました。山元町では町への義援金を募っておられます。山元町のウェブサイトはこちら

ご挨拶
2011年04月01日(金)

私辻裕久は、2011年3月31日付けをもちまして、11年間お世話になりました滋賀大学教育学部を退職致しました。在職中には、滋賀大学教職員の皆様はもとより、びわ湖ホールをはじめとする地元関係者の皆々様にひとかたならぬお世話になりましたこと、心より御礼申し上げます。学生、卒業生を含め、お世話になった方々とのつながりが、私にとりましての、この11年間における最大の宝であります。素晴らしい出会いのひとつひとつに、感謝致しております。本当にあ りがとうございました。

 

音楽活動の上では、今後ともコンサートなどさまざまな形でお目にかかれる機会もあるかと存じます。どうぞ変わらぬご厚情を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

尚、4月1日より、玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科教授として奉職致すこととなりました。玉川学園幼稚部の卒園生と致しましては故郷に帰ったような気も致しますが、同じ構内とは言え全く新しい環境で、微力をもってどのように貢献できるのか、とにかく精一杯務めて行く所存でおります。どう ぞよろしくお願い申し上げます。

2011年4月1日

辻 裕久

東北関東大震災につきまして
2011年03月14日(月)

3月11日に発生致しました東北関東大震災につきまして、仙台勤務のなかにしの安否を多数お問い合わせ下さいましてありがとうございました。地震発生時はちょうど東京でリハーサル中で、翌日大学業務のためにまたすぐ仙台に戻る予定にしておりました。東京の自宅は本棚やタンスが倒れて片付けるのに2日間かかり、北仙台のマンションはどうなっているものか見当もつきませんが、本人はいたって無事でございます。本当にありがとうございました。

勤務先の宮城学院には、地震発生当時、卒業式のガウンの貸し出しのため大勢の学生が登校しておりましたが、迅速な危機管理対応が取られ、幸いにも怪我人等はありませんでした。3日経った今もまだ大学に避難したままの学生がおり、学長はじめ教職員の皆さんが守って下さっております。春休み中のことで、在住地域によってはまだ安否確認ができていない学生が多数おり、ご自宅を失ったり、ご家族を失った学生もいるようです。これからどのように支えていけばよいのか、案じながらも心を強く持たねばならないと思っております。

ひとりでも多くの命が救われますように、復興への力を与えられますように。

                                                  なかにしあかね

ヘンデル・フェスティバル・ジャパン《エイシスとガラテア》の評を頂きました♪
2011年03月01日(火)

2011年1月13日浜離宮ホールで行なわれましたヘンデル・フェスティバル・ジャパン《エイシスとガラテア》公演の評を、『音楽の友』3月号に掲載されました。

「・・・エイシス役の辻裕久をはじめ4姪のソリストが発音に深く傾注・・・有名な二重唱「Happy We!」を代表格にどの曲も流麗に歌い上げた」各ソリスト、合唱、オーケストラについても暖かな賛辞を頂きました。(岸純信氏)

2009年のヘンデル没後250年の後、さらにパワーアップして行けるよう精進して参ります。ありがとうございました。

NHK-FM名曲リサイタルで「二番目に言いたいこと」全曲が放送されます♪
2011年02月17日(木)

NHK-FM名曲リサイタルで、ソプラノ歌手の内藤里美さんが「二番目に言いたいこと」全曲を演奏して下さいます。

放送予定は 2011年3月26日(土)午後7:20~9:00 (前半)

とても素直で、まっすぐで、心に沁みる歌を歌ってくださっております。ぜひお聴きください!!

新年あけましておめでとうございます♪
2011年01月03日(月)

2011年も皆様にとりまして、よき年でありますように、お祈り申し上げます。

 

昨年は、毎年の「英国歌曲展」、「ハッピー・バースデー・ファンタジー」、隔年開催の「なかにしあかね作品展」に加え、「日本のうた・イギリスのうた」シリーズの復活、ヘンデル・フェスティバル・ジャパンのヘンデル没後250周年企画のフィナーレとしてホグウッド招聘公演、さらにCD「今日もひとつ」リリースと記念コンサート、The Songstersの本公演+ギャラクシー・シリーズへの出演と、ほぼ毎月のように企画公演があり、本当にあっという間の一年でした。ついこの間お正月だったのに、またお正月です・・・。企画公演は自分でチケットを売らなければならないだけに、いらして頂いたお客様おひとりおひとりのありがたさが身に沁みます。お忙しい中足をお運びくださいました皆様に、改めまして厚く御礼申し上げます。もちろん、私共の企画でない依頼公演でお聴き下さったお客様方にも、スタッフとして支えて下さった皆さんにも、お世話になりましたすべての方々に、心より御礼申し上げます。

本当にありがとうございました。

 

今年も辻は絶好調にイギリス漬けです。ヘンデル、パーセル作品や英国歌曲をせっせと歌いながら、メンデルスゾーン「エリヤ」の英語上演、ハイドン「天地創造」英語上演にも参加いたします。ドイツ語で聴きなれている作品を英語で聴くと、楽しいですよ! 眉間の皺を伸ばして肩の力を抜いて、のびのびと生きたい方には特におススメです。

 

のびのびと言えば、昨年11月に兵庫県立芸術文化センターで初演された中西覚(なかにしの父です)作曲のオペラ「ハーバーランドで逢いましょう」(辻は利根川裕役で出演しました)が、大好評を受けて本年12月に再演決定致しました! 御年77歳でますます闊達にのびのびと創作活動を展開する父の背中を追うなどとても無理ですが、なかにしもささやかに音符書いたりピアノ弾いたり文章書いたりしながら、軽やかに生きていきたいと願っております。

 

軽やかと言えば、辻の今年の目標は「5kg痩せる」です。なかにしの目標は「締め切りを落とさない」です。お互いに今さらこれが一年の目標だというところが情けないです。でも、まずは宣言することが重要ですから・・・

 

今年もよい出会いをたくさん頂けますように!!

 

辻裕久・なかにしあかね

音楽の友11月号に第14回英国歌曲展の評を頂きました!
2010年12月03日(金)

音楽の友2010年11月号に、第14回英国歌曲展《夢の谷~Dream Valley》の評を頂きました。

“・・・まだ日本ではそれほどには知られていないイギリス歌曲を積極的に歌い、その美質を明らかにしてきた2人の功は、大変意義深い。・・辻の歌唱で長くイギリス歌曲を聴いてくると、彼の肩肘張らぬソフトなテノールが、イギリスの歌に非常に似つかわしく思う。・・辻の表現は今回も克明繊細である》(小山晃氏)

長年の地道な活動を評して頂きましたことを大きな励みとして、今後も精進して参りたいと存じます。ありがとうございました!!