Sound International Japan
Sound International Japan
News・最新情報
東北関東大震災につきまして
2011年03月14日(月)

3月11日に発生致しました東北関東大震災につきまして、仙台勤務のなかにしの安否を多数お問い合わせ下さいましてありがとうございました。地震発生時はちょうど東京でリハーサル中で、翌日大学業務のためにまたすぐ仙台に戻る予定にしておりました。東京の自宅は本棚やタンスが倒れて片付けるのに2日間かかり、北仙台のマンションはどうなっているものか見当もつきませんが、本人はいたって無事でございます。本当にありがとうございました。

勤務先の宮城学院には、地震発生当時、卒業式のガウンの貸し出しのため大勢の学生が登校しておりましたが、迅速な危機管理対応が取られ、幸いにも怪我人等はありませんでした。3日経った今もまだ大学に避難したままの学生がおり、学長はじめ教職員の皆さんが守って下さっております。春休み中のことで、在住地域によってはまだ安否確認ができていない学生が多数おり、ご自宅を失ったり、ご家族を失った学生もいるようです。これからどのように支えていけばよいのか、案じながらも心を強く持たねばならないと思っております。

ひとりでも多くの命が救われますように、復興への力を与えられますように。

                                                  なかにしあかね

ヘンデル・フェスティバル・ジャパン《エイシスとガラテア》の評を頂きました♪
2011年03月01日(火)

2011年1月13日浜離宮ホールで行なわれましたヘンデル・フェスティバル・ジャパン《エイシスとガラテア》公演の評を、『音楽の友』3月号に掲載されました。

「・・・エイシス役の辻裕久をはじめ4姪のソリストが発音に深く傾注・・・有名な二重唱「Happy We!」を代表格にどの曲も流麗に歌い上げた」各ソリスト、合唱、オーケストラについても暖かな賛辞を頂きました。(岸純信氏)

2009年のヘンデル没後250年の後、さらにパワーアップして行けるよう精進して参ります。ありがとうございました。

NHK-FM名曲リサイタルで「二番目に言いたいこと」全曲が放送されます♪
2011年02月17日(木)

NHK-FM名曲リサイタルで、ソプラノ歌手の内藤里美さんが「二番目に言いたいこと」全曲を演奏して下さいます。

放送予定は 2011年3月26日(土)午後7:20~9:00 (前半)

とても素直で、まっすぐで、心に沁みる歌を歌ってくださっております。ぜひお聴きください!!

新年あけましておめでとうございます♪
2011年01月03日(月)

2011年も皆様にとりまして、よき年でありますように、お祈り申し上げます。

 

昨年は、毎年の「英国歌曲展」、「ハッピー・バースデー・ファンタジー」、隔年開催の「なかにしあかね作品展」に加え、「日本のうた・イギリスのうた」シリーズの復活、ヘンデル・フェスティバル・ジャパンのヘンデル没後250周年企画のフィナーレとしてホグウッド招聘公演、さらにCD「今日もひとつ」リリースと記念コンサート、The Songstersの本公演+ギャラクシー・シリーズへの出演と、ほぼ毎月のように企画公演があり、本当にあっという間の一年でした。ついこの間お正月だったのに、またお正月です・・・。企画公演は自分でチケットを売らなければならないだけに、いらして頂いたお客様おひとりおひとりのありがたさが身に沁みます。お忙しい中足をお運びくださいました皆様に、改めまして厚く御礼申し上げます。もちろん、私共の企画でない依頼公演でお聴き下さったお客様方にも、スタッフとして支えて下さった皆さんにも、お世話になりましたすべての方々に、心より御礼申し上げます。

本当にありがとうございました。

 

今年も辻は絶好調にイギリス漬けです。ヘンデル、パーセル作品や英国歌曲をせっせと歌いながら、メンデルスゾーン「エリヤ」の英語上演、ハイドン「天地創造」英語上演にも参加いたします。ドイツ語で聴きなれている作品を英語で聴くと、楽しいですよ! 眉間の皺を伸ばして肩の力を抜いて、のびのびと生きたい方には特におススメです。

 

のびのびと言えば、昨年11月に兵庫県立芸術文化センターで初演された中西覚(なかにしの父です)作曲のオペラ「ハーバーランドで逢いましょう」(辻は利根川裕役で出演しました)が、大好評を受けて本年12月に再演決定致しました! 御年77歳でますます闊達にのびのびと創作活動を展開する父の背中を追うなどとても無理ですが、なかにしもささやかに音符書いたりピアノ弾いたり文章書いたりしながら、軽やかに生きていきたいと願っております。

 

軽やかと言えば、辻の今年の目標は「5kg痩せる」です。なかにしの目標は「締め切りを落とさない」です。お互いに今さらこれが一年の目標だというところが情けないです。でも、まずは宣言することが重要ですから・・・

 

今年もよい出会いをたくさん頂けますように!!

 

辻裕久・なかにしあかね

音楽の友11月号に第14回英国歌曲展の評を頂きました!
2010年12月03日(金)

音楽の友2010年11月号に、第14回英国歌曲展《夢の谷~Dream Valley》の評を頂きました。

“・・・まだ日本ではそれほどには知られていないイギリス歌曲を積極的に歌い、その美質を明らかにしてきた2人の功は、大変意義深い。・・辻の歌唱で長くイギリス歌曲を聴いてくると、彼の肩肘張らぬソフトなテノールが、イギリスの歌に非常に似つかわしく思う。・・辻の表現は今回も克明繊細である》(小山晃氏)

長年の地道な活動を評して頂きましたことを大きな励みとして、今後も精進して参りたいと存じます。ありがとうございました!!

P-Up巻頭インタビューに取り上げて頂きました♪
2010年11月28日(日)

カワイ出版のレスナー用機関紙P-Upの巻頭インタビューにとりあげて頂きました♪ 先日出版された「トルコ行進曲ファンタジー」を中心にお話しております。

「トルコ行進曲ファンタジー」楽譜詳細はこちら

ピアノ連弾曲《トルコ行進曲ファンタジー》が出版されました!
2010年10月22日(金)

ピアノ連弾曲。約4分強。演奏者はⅠ、Ⅱ共に中級程度に設定してあります。

詳細はこちら

混声合唱組曲「風の吐息」が出版されました!
2010年09月24日(金)

昨年秋に兵庫県の氷上混声合唱団パストラールさんの30回記念演奏会で委嘱初演して頂きました「混声合唱組曲 ”風の吐息”」がカワイ出版より出版されました! 橋爪文さんの詩で桜の花舞う春から雪の降りしきる冬へと一年を巡ります。愛唱して頂ける作品に仕上がっていると思います。来年のThe Songsters第3回本公演でも上演します。ぜひ店頭で手にとってご覧ください♪

2011年第15回英国歌曲展に向けてリクエスト大募集!!のお知らせ
2010年09月19日(日)

第14回英国歌曲展は、2010年9月18日王子ホールにて、無事終了致しました。

お忙しい中をご来場下さいました皆様、さまざまな応援を下さった皆様方に、心より御礼申し上げます。

本当にありがとうございました。

さて、第14回のコンサートでもアナウンス致しましたが、来年はいよいよ第15回の記念の会となります。

東京公演は2011年9月25日(日)銀座・王子ホール予定。また地方公演も複数予定しております。

1996年第1回の当初は「イギリスにも歌曲があるの?」と言われながらのスタートでした。そしていまだに、毎回「知らない曲ばかり」にもかかわらず、熱心に興味をもってお聴きくださるお客様の暖かさに励まされて、15年間やって参りました。15回の記念として、皆様からのリクエストによるプログラムを1ステージ組めたらと思っております。過去14回のレパートリーリストを以下に掲載致します。また、「英国歌曲展」のページからも内容がご覧頂けます。「あの曲をもう一度聴きたい」「今までまだ演奏されていないけれども、この曲を聴いてみたい」と思われる曲がございましたら、ぜひどんどんお寄せください。演奏者、会場その他の都合により、必ずしもすべてのリクエストにお応えできるかどうかはわかりませんが、今後のプログラム作りの参考のためにも、ご意見を賜れましたら幸いに存じます。

リクエストはこちらからどうぞ♪

過去全14回のレパートリーリストはこちら↓です♪


英国歌曲展《辻裕久テノールリサイタルシリーズ》レパートリーリスト

Repertoire List

テノール: 辻裕久  ピアノ:なかにしあかね


第1回《シェイクスピアと英国20世紀のソング・ライター達》

199610*東京公演 クロスロード・ゴールデンコンサートシリーズ

*関西公演 亀井純子文化基金助成

1. ドイツのシェイクスピア歌曲

  • “An Silvia” Franz Schubert シルヴィアによせて
  • “Herzeleid” Robert Schumann 悲痛
  • “Lied des Transferierten Zettel” Hugo Wolf ロバに変えられたボトムの歌

2. 英国20世紀のシェイクスピア歌曲

  • “Orpheus with his Lute” Ralph Vaughan Williams オルフェウスと竪琴
  • “Come away Death” Roger Quilter 来たれ 死よ
  • “Dirge” Peter Wishart 挽歌
  • “Mockery” Peter Warlock 茶化し歌
  • “Sigh no more Ladies” Peter Warlock 娘さんがた、もう溜息をつきなさるな
  • “O mistress mine” Gerald Finzi おお我が愛しき人よ
  • “It was a lover and his lass” Frederic Delius それは恋人達
  • “Under the Greenwood Tree” Herbert Howells 緑の木陰で

3.英国20世紀最大の星 ベンジャミン・ブリテン

Winter words 歌曲集『冬の言葉』(1953)

Song Cycle by Benjamin Britten (1913-1976) 曲:ベンジャミン・ブリテン

Words by Thomas Hardy (1840-1928) 詩:トーマス・ハーディ

  • At day-close in November 11月の黄昏に
  • Midnight on the Great Western (or the Journeying Boy )真夜中のグレート・ウェスタン鉄道(または、旅する少年)
  • Wagtail and Baby ( a Satire )セキレイと赤ん坊(皮肉)
  • The little old table 小さな古いテーブル
  • The choirmaster’s burial ( or the Tenor Man’s story )コアイア・マスターの葬式(または、テナーマンのお話)
  • Proud songsters ( Thrushes, Finches and Nightingales ) 誇り高き歌手たち(つぐみ,フィンチ,ナイチンゲール)
  • At the railway station, Upway ( or The Convict and Boy with the Violin )駅舎にて(または、囚人、そしてヴァイオリンを携えた少年)
  • Before life and after生命の芽生えの前と後

 

2回 《作曲家と詩人~その友情と結実》

199710~11月  関西公演・九州公演・ロンドン公演

*ロンドン公演9 British Music Information Centre協力

1.「イギリス民謡集」

スコットランド民謡

  • “ Annie Laurie” Akane Nakanishi アニー・ローリー
  • “Comin’ through the Rye” Akane Nakanishi ライ麦畑で・・・
  • “Loch Lomond” Akane Nakanishi ロッホ・ローモンド

ウェールズ民謡

  • “The Ash Grove” Benjamin Britten アッシュ・グローヴ

イングランド民謡

  • “Come you not from Newcastle” Benjamin Britten ニューカッスルから来たのかい?
  • “Early One Morning” Benjamin Britten ある朝早く
  • “The Miller of Dee” Benjamin Britten ディーの陽気な粉ひき
  • “ The Foggy, foggy, Dew” 夜霧の露
  • “The Plough Boy” Benjamin Britten 農場の少年

アイルランド民謡

  • “Believe me, if all those endearing young charms” Roger Quilter 信じておくれ、愛しい人
  • “The Salley Gardens” Benjamin Britten サリー・ガーデン
  • “The Last Rose of Summer” Benjamin Britten 夏の名残の最後の薔薇

2.「作曲家と詩人~その友情と結実~

“Peacock Pie” Herbert Howells words by Walter de la Mare 歌曲集『ピーコック・パイ』

  • Tired Tim お疲れティム
  • Alas, Alack! あぁ うー!
  • Mrs. MacQueen マクィーン夫人
  • The Dunce のろま
  • Full Moon 満月
  • Miss T. T嬢

“On This Island” Benjamin Britten words by W.H.Auden 歌曲集『この島で』

  • Let the florid music praise! いざ華麗なる音楽で讃えよう
  • Now the leaves are falling fast 今や木の葉は落ち急ぎ
  • Seascape 海の情景
  • Nocturne ノクターン
  • As it is plenty 実のところ・・・

 

3回《英国歌曲展》

199811 東京公演 神戸公演 *英国祭festival UK 参加

“O mistress mine” Roger Quilter おお愛しい君

“Blow, blow, thy winter wind” Roger Quilter 吹け 吹け 冬の風よ

“The vagabond” Ralph Vaughan Williams 放浪者

“Let beauty awake” Ralph Vaughan Williams 美しき人を目覚めさせよ

“Thy hand in mine” Frank Bridge 貴女の手を私の手に

“Love went a-riding” Frank Bridge 愛は馬に乗って

“Loveliest of trees” George Butterworth 最も美しい樹

“Spring” Ivor Gurney 春

“Sleep” Ivor Gurney 眠り

“The fox” Peter Warlock 狐

“The song of secret” Herbert Howells 秘密の歌

“The old soldier” Herbert Howells 老いぼれ兵士

“Three Songs” William Walton words by Edith Sitwell 3つの歌』

  • Daphne ダフネ
  • Through gilded trellisas 金の格子窓越しに
  • Old Sir Faulk 老フォーク卿

“Songs for Ariel” Michael Tippet words by William Shakespeare 『エイリエルの歌』

  • Come unto these yellow sands おいで、黄色い砂浜へ
  • Full fathom five 5ファゾムの深海に
  • Where the bee sucks 蜂の蜜吸うところで

“Canticle op.40” Benjamin Britten words by Francis Quarles 『カンティクル1番』

My beloved is mine and I am his 愛する者は我が者、そして私は彼のもの

 

4回 《パーセルとブリテン 2人のミューズの子》

19991030日 神戸産業振興センター

116日東京オペラシティ・リサイタルホール

*朝日新聞文化財団助成公演

ゲスト バロック・チェロ 田崎瑞博 ハープシコード 芝崎久美子

1. Henry Purcell の音楽

  • “Music for a while” しばし音楽を
  • “If Music be the food of love” もしも音楽が恋の糧となり得るなら
  • “Man is for the woman made” 男は女のためにあり
  • “Sweeter than roses” 薔薇よりも甘美なるは
  • “Amidst the shades” 木陰の涼しい風の中で
  • “Cease, o my sad soul, to mourn” 哀れなわが心よ 嘆くなかれ
  • “Hears not my Phillis” 聞いてないのかい、フィリスちゃん
  • “What a sad fate is mine” 悲しきは我が運命
  • “Not all my torments can your pity move” 我が苦しみのすべてもあなたを動かすには至らず
  • “A morning hymn” 暁の讃歌
  • “An evening hymn” 夕べの讃歌

2. Benjamin Britten の音楽

From “The red cockatoo and other songs” 赤いオウムとその他の歌 より

  • A poison tree 毒の木
  • When you’re feeling like expressing your affection あなたが愛を告白したい気持ちになったら
  • Not even summer yet まだ夏にさえなっていないことを
  • The red cockatoo 赤いオウム
  • Um Mitternacht 真夜中に

From “Fish in the unruffled lakes” Six settings of W.H.Auden 静かな湖に群れ泳ぐ魚より

  • To lie flat on the back 仰向けに寝転んで
  • Night covers up the rigid land 夜は硬い大地を覆い
  • Fish in the unruffled lakes 静かな湖に群れ泳ぐ魚
  • The sun shines down 陽は降り注ぎ

 

5回《ジェフリーが遺したもの》in memory of Geoffrey Parsons

20001117日 神戸産業振興センター

1122 音楽の友ホール

*ジェフリー・パーソンズ・トラスト協力

“Dichterliebe” Robert Schumann 歌曲集『詩人の恋』

“Winter Words” Benjamin Britten 歌曲集『冬の言葉』

“Folksong Arrangement” Benjamin Britten 民謡編曲集より

  • The salley gardens サリー・ガーデン
  • The foggy, foggy dew 夜霧の露
  • The last rose of summer 夏の名残の最後の薔薇

 

6 紳士の国のウィットと風刺》

20023月 東京オペラシティ・リサイタルホール

“Peacock Pie” Herbert Howells words by Walter de la Mare 歌曲集『ピーコック・パイ』

“Scotch Minstrelsy” Judith Weir 『スコットランドの吟遊詩歌集』

  • Bessie Bell and Mary Gray ベッシー・ベルとメリー・グレイ
  • Bonnie James Campbell 麗しきジェイムズ・キャンベル
  • Lady Isobel and the Elf Knight イザベル姫と妖精の騎士
  • The gipsy laddie ジプシーの若者
  • The braes of Yarrow ヤロー川のほとりで

“Three Comic Songs” Peter Dickinson words by W. H. Auden歌曲集『3つのコミックソング』

  • My second thoughts 改めてかんがえてみると
  • Happy ending ハッピー・エンド
  • Over the heather ヒースの荒野を

“On This Island” Benjamin Britten words by W.H.Auden 歌曲集『この島で』

  • Let the florid music praise! いざ華麗なる音楽で讃えよう
  • Now the leaves are falling fast 今や木の葉は落ち急ぎ
  • Seascape 海の情景
  • Nocturne ノクターン
  • As it is plenty 実のところ・・・

 

7回《英吉利浪漫》

2003330日兵庫県立美術館【芸術の館】ギャラリー *兵庫県立美術館主催

41日東京オペラシティ・リサイタルホール

ブリティッシュ・ロマンティシズム

  • “Love’s Old Sweet Song” James Molloy 懐かしき愛の歌
  • “Tom Bowling” Charles Dibdin arranged by Alfred Moffat トム・ボウリング
  • “Annabelle Lee” Henry Leslie アナベル・リー
  • “Home, Sweet Home” Henry Bishop 埴生の宿
  • “Is she not passing fair?” Edward Elgar わが麗しいの彼女
  • “Twilight” Edward Elgar 黄昏
  • “The Lost Chord” Arthur Sullivan 失われた和音
  • “A wand’ring minstrel I” from 《The Mikado》 Arthur Sullivan 私は放浪の吟遊詩人 (オペラ「ミカド」より)

ロマン派の先達、画家詩人ウィリアム・ブレイク

  • “Dream Valley” Roger Quilter 夢の谷
  • “I asked a thief to steal me a peach” Peter Warlock 私は泥棒に桃を盗んでくれと頼んだ
  • “Holy Thursday” William Walton 聖木曜日
  • “A Poison Tree” Benjamin Britten 毒の木

ラファエル前派の詩人ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ

The House of Life” Ralph Vaughan Williams 歌曲集『生命の家』

  • Love-Sight 愛のまなざし
  • Silent Noon 沈黙の真昼
  • Love’s Minstrels 愛の吟遊詩人たち
  • Heart’s Heaven 心の港
  • Death in Love 愛の死
  • Love’s Last Gift 愛の最後の贈り物

 

8回《Brilliant Britten!! ブリリアント・ブリテン!!

2004330日 東京オペラシティ・リサイタルホール

ゲスト Harp 木村茉莉

From “Eight Folksong Arrangements” for high voice and harp

『8つの民謡集』(1976)より

  • Lord ! I married me a wife 神様!おいらかみさんもらったが・・
  • She’s like the swallow 彼女はつばめのように
  • Lemady レマディ
  • Bonny at morn かわいいお寝坊さん
  • Bird Scarer’s song 鳥追いの歌

From “Moore’s Irish Melodies” for tenor and piano

『トーマス・ムーアの詩によるアイルランド民謡集』(1960)より

  • Avenging and bright 復讐と栄光
  • At the mid hour of night 真夜中に(モリーに捧ぐ)
  • How sweet the answer 甘美なこだま
  • The last rose of summer 夏の名残の最後の薔薇(庭の千草)

“A Birthday Hansel” for high voice and harp Op.92 Words by Robert Burns

『誕生日を祝う歌』(1975) ロバート・バーンズ詩

Birthday Song~My Early Walk~Wee Willie~My Hoggie~Afton Water~The Winter~Leezie Lindsay

誕生日の歌~朝の散歩~ウィー・ウィリー~おいらの山羊~アフトンの流れ~ 冬 ~リージィー・リンジィー

Canticle “The Death of Saint Narcissus”for tenor and harp Op.89 Words by T. S. Eliot

カンティクル第5番 「聖ナルシサスの死」(1974) トーマス・スターンズ・エリオット 詩

“Who are these children?” Op.84 Lyrics, Rhymes and Riddles by William Soutar

歌曲集『この子らは誰?』(1969)ウィリアム・スーター詩

  • A Riddle(The Earth) なぞなぞ(地球)
  • A Laddie’s Sang 若者の歌
  • Nightmare 悪夢
  • Black Day ついてない日
  • Bed-time ねるとき
  • Slaughter 殺戮
  • A Riddle (The Children you were) なぞなぞ(君らも子供だった)
  • The Larky Lad ひょうきん者
  • Who are these Children ? この子らは誰?
  • Supper 夕食
  • The Children 子供達
  • The Auld Aik 樫の老木

 

9回《British Cycles ソング・サイクルの世界観 3つの組曲~》

2005331日 東京オペラシティ・リサイタルホール

ゲスト 萩原 顕彰  ホルン

Ivor Gurney “Five Elizabethan Songs” (1912)

アイヴァー・ガーニー作曲 『5つのエリザベス朝の歌』

  • Orpheus 【William Shakespeare 1564-1616】オルフェウス(W.シェイクスピア)
  • Tears 【John Fletcher 1579-1625】涙(J.フレッチャー)
  • Under the Greenwood Tree 【William Shakespeare】緑の木陰で(W.シェイクスピア)
  • Sleep 【John Fletcher】眠り(J.フレッチャー)
  • Spring 【Thomas Nashe 1567-1601】春(T.ナッシュ)

William Walton “Three Songs” (1923)

ウィリアム・ウォルトン作曲『3つのうた』【EDITH Sitwell 1887-1964】(エディス・シトウェル)

  • Daphne ダフネ
  • Through Gilded Trellisas 金の格子窓越しに
  • Old Sir Faulk オールド・サー・フォーク

Benjamin Britten “Serenade”Op.31 (1943)

ベンジャミン・ブリテン作曲 『セレナーデ』

Prologue プロローグ

  1. Pastoral 【Charles Cotton 1630-1687】牧歌(C.コットン)
  2. Nocturne【Lord Alfred Tennyson 1809-1892】夜想曲(A.テニスン)
  3. Elegy【William Blake 1757-1827】哀歌(W.ブレイク)
  4. Dirge【Anonymous, 15th century】葬送歌(作者不詳、15世紀)
  5. Hymn【Ben Jonson 1572-1637】聖歌(B. ジョンソン)
  6. Sonnet【John Keats 1795-1821】ソネット(J. キーツ)

Epilogue エピローグ

 

10回 《On the edge 断崖にて》

2006522日 東京オペラシティ・リサイタルホール

ゲスト 北山裕隆(朗読)

*52日アマシャム音楽祭公演

Frank Bridge フランク・ブリッジ 作曲

  • Ea’n as a lovely flower 花さながらに美しく
  • Go not, happy Day 幸せな日よ、行かないで
  • Thy hand in mine 貴方の手を私の手に
  • Love Went A-Riding 愛はペガサスの翼に乗って

Rodger Quilterロジャー・クィルター作曲『3 Shakespeare Settings3つのシェイクスピア歌曲

  • Come away, Death 来たれ、死よ
  • O mistress mine 愛しき人よ
  • Blow, blow, thou winter wind 吹け 冬の風よ

Benjamin Britten ベンジャミン・ブリテン作曲

From “Red Cockatoo and other songs”『赤いオウムとその他の歌』 より

  • When you’re feeling like expressing your affection愛を告白したい気持ちになったら
  • Not even summer yetまだ夏にさえなっていないのに
  • Red Cockatoo 赤いオウム
  • A poison tree 毒の木

Ralph Vaughan=Williamsレイフ・ヴォーン・ウィリアムズ 作曲

“Songs of Travel” 歌曲集『旅の歌』 朗読 北山裕隆

  • The vagabond 放浪者
  • Let beauty awake 美しき人を目覚めさせよ
  • The roadside fire 路傍の火
  • Youth and love 青春と愛
  • In dreams 夢の中で
  • The infinite shining heavens 果てしなく輝く大空
  • Whither must I wander? 私はどこへ流離うのか?
  • Bright is the ring of words 心に響く言葉の輝き
  • I have trod the upward and the downward 上り坂も下り坂も踏みしめて

 

11回《英国歌曲のグローバリズム》

200757日東京オペラシティ・リサイタルホール

429日神戸・世良美術館

55 ヤマハ仙台店6階コンサートルーム

Joseph Haydn “Original Canzonettas” Second Set (1795)

ヨーゼフ・ハイドン 『6つのカンツォネッタ』第2

  • Sailor’s Song 水夫の歌
  • The Wanderer (Text by Anne Hunter) さすらい人
  • Sympathy (Text from Metastasio) 共感
  • She Never Told Her Love (Text by Shakespeare) 彼女は決して愛を打ち明けなかった
  • Piercing Eyes 洞察する目
  • Content 満足

Percy Grainger “Folksongs” (1920)

パーシー・グレインジャー 『民謡集』より

  • The Pretty Maid Milkin’ Her Cow 美しい乙女が牛の乳をしぼる
  • The Sprig of Thyme タイムの小枝

Erich Wolfgang Korngold “Four Shakespeare Songs” Op.31 (1937)

エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルド 『4つのシェイクスピア歌曲』

  • Desdemona’s Song デスデモーナの歌
  • Under the Greenwood Tree 緑の木陰で
  • Blow, Blow, Thou Winter Wind 吹け、吹け、汝冬の風よ
  • When Birds Do Sing 小鳥達がうたうとき

Akane Nakanishi from “Spring Quiet”(2006)

なかにしあかね 歌曲集『ひそやかな春』より (Text by Christina Rossetti)

  • Spring Quiet ひそやかな春
  • Song Ⅰ うたⅠ
  • Two Pursuits 2つの追跡
  • Holy Innocents 聖なるみどりご
  • The key Note キーノート

Benjamin Britten “Sechs Hӧlderlin-Fragmente” Op.61 (1958)

ベンジャミン・ブリテン 『6つのヘルダーリンの断章』(Text by Friedrich Hölderlin)

  • Menschenbeifall 人の是認
  • Die Heimat 故郷
  • Sokrates und Alcibiades ソクラテスとアルキビアデス
  • Die Jugend 青年時代
  • Hälfte des Lebens 人生の半ば
  • Die Linien des Lebens 人生の道筋

 

12回《Along the Field~牧場に沿って》ヴォーン・ウィリアムズ没後50

On the 50th anniversary of Vaughan Williams’ death

2008928() 東京文化会館 小ホール

*助成 財団法人 ローム ミュージック ファンデーション

レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ作曲 Works by Ralph Vaughan Williams

Along the Field 牧場にそって』 Text by A.E. Housman A.E. ハウスマン 詩

  • We’ll to the Woods No More もうあの森へゆくことはない
  • Along the Field 牧場にそって
  • The Half-Moon Westers Low 半月が西の空に傾き
  • In the Morning 朝に
  • The Sigh that Heaves the Grasses 溜息が草原を波立たせる
  • Good-Bye さよなら
  • Fancy’s Knell 幻の鐘
  • With Rue My Heart is Laden 私の心は悲しみに沈んでいる

*Vn. 海和伸子

 

The House of Life 生命の家』 Text by D.G.Rossettiダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ 詩

  • Love-Sight 愛のまなざし
  • Silent Noon 沈黙の真昼
  • Love’s Minstrels (Passion and Worship) 愛の吟遊詩人たち
  • Heart’s Haven 心の港
  • Death in Love 愛の死
  • Love’s Last Gift 愛の最後の贈物

Two English Folksongs 2つのイギリス民謡』

  • Searching for Lambs 子羊さがしに
  • The Lawyer 弁護士

*Vn. 海和伸子

On Wenlock Edge ウェンロックエッジにて』 Text by A. E. Housman A.E.ハウスマン詩

  • On Wenlock Edge ウェンロック・エッジにて
  • From Far, from Eve and Morning 遥か彼方 夕方や朝の方角から
  • Is My Team Ploughing? 私の馬は耕作機を引いているかい?
  • Oh, When i was in Love with You あぁ 僕が君に恋してた頃
  • Bredon Hill ブリドンの丘
  • Clun クラン

Ten. 辻 裕久 Pf. なかにしあかね

Violin.1海和伸子 Violin.2 小林久美 Viola林康夫 cello松岡陽平

 

第13回《いざ花冠を捧げよう》Let Us Garlands Bring

[仙台公演]2009 9 13 ヤマハ仙台店6階コンサートルーム

[東京公演] 20099 19日  銀座 王子ホール

Over the rim of the moon 歌曲集『月の光の向こうへ』(1919)

Song Cycle by Michael Head (1900-76)曲:マイケル・ヘッド

Words by Francis Ledwidge (1891-1917)詩:フランシス・リドウィッジ

  • The ships of Arcady「アルカディアの船」
  • Beloved「愛しい人」
  • A blackbird singing「クロウタドリがうたう」
  • Nocturne「夜想曲」

from Four Songs 4つの歌』より

By William Denis Browne (1888-1915)曲:デニス・ブラウン

Arabia (1914) Words by Walter de la Mare (1873-1956)「アラビア」詩:ウォルター・デ・ラ・メア

Diaphenia(1912) Words by Henry Constable (1562-1613)「ダイアフィーニア」詩:ヘンリー・コンスタブル

Let Us Garlands Bring 歌曲集『いざ花冠を捧げよう』(1942)

Song Cycle by Gerald Finzi (1901-56)曲:ジェラルド・フィンジ

Words by William Shakespeare (1564-1616)詩:ウィリアム・シェークスピア

  • “Come away, come away, death” 「来たれ 死よ」《十二夜》Ⅱ幕4場より
  • “Who is Silvia?” 「シルビア」《ヴェローナの二紳士》Ⅳ幕2場より
  • “Fear no more the heat o’ the sun”「もはや日照りを恐るることもなく」《シンベリン》Ⅳ幕2場より
  • “O mistress mine” 「おぉ 愛しい君よ」 《十二夜》Ⅱ幕3場より
  • “It was a lover and his lass”「それは恋する若者たち」《お気に召すまま》Ⅴ幕3場より

Winter words 歌曲集『冬の言葉』(1953)

Song Cycle by Benjamin Britten (1913-1976) 曲:ベンジャミン・ブリテン

Words by Thomas Hardy (1840-1928) 詩:トーマス・ハーディ

  • At day-close in November 11月の黄昏に
  • Midnight on the Great Western (or the Journeying Boy )真夜中のグレート・ウェスタン鉄道(または、旅する少年)
  • Wagtail and Baby ( a Satire )セキレイと赤ん坊(皮肉)
  • The little old table 小さな古いテーブル
  • The choirmaster’s burial ( or the Tenor Man’s story )コアイア・マスターの葬式(または、テナーマンのお話)
  • Proud songsters ( Thrushes, Finches and Nightingales ) 誇り高き歌手たち(つぐみ,フィンチ,ナイチンゲール)
  • At the railway station, Upway ( or The Convict and Boy with the Violin )
  • 駅舎にて(または、囚人、そしてヴァイオリンを携えた少年)
  • Before life and after生命の芽生えの前と後

 

14回 《夢の谷》Dream Valley

2010918() 銀座 王子ホール

ゲスト ホルン 今井仁志*

ロジャー・クィルター 『3つのブレイクの歌』(1917)

Roger Quilter “Three Songs of William Blake Op.20” Text by William Blake(1757-1827)

  • 夢の谷 Dream Valley
  • 野の花の歌 Wild Flower’s Song
  • 夜明け Daybreak

ピーター・ウォーロック『3つのベロックの歌』(1926)

Peter Warlock “Three Belloc Songs” Text by Hilaire Belloc(1870-1953)

  • ハナカーの風車屋 Ha’nacker Mill
  • 夜 The Night
  • 我が故郷 My Own Country

フレデリック・ディーリアス『4つの古いイギリスの詩』(1919) より

Frederick Delius from “Four Old English Lyrics”

  • 白く 柔らかく 甘い彼女 So White, So Soft, So Sweet is She (Text by Ben Jonson 1572/3-1637 )
  • 水仙に To Daffodils (Text by Robert Herric 1591-1674)

ピーター・ウォーロック『ピータリズム 1セット』(1923)

Peter Warlock “Peterisms 1st Set”

  • チョップチェリー Chopcherry (Text by George Peele 1556-1596)
  • 哀歌 A Sad Song (Text by John Fletcher 1579-1625)
  • ラテキン Rutterkin (Text Anonymous, 16th century)

なかにしあかね 「夢の谷」~テノールとホルンのための (2010 世界初演)*

Akane Nakanishi “Dream Valley” for tenor and horn”

Text by William Blake(1757-1827)

ベンジャミン・ブリテン「カンティクル第1番 私の愛する者は我がもの」(1947)

Benjamin Britten “Canticle My Beloved is Mine and I am his Op.40”

Text by Francis Quarles(1592-1644)

ベンジャミン・ブリテン「カンティクル第3 なお雨は降る」(1954)*

Benjamin Britten “Canticle Still falls the Rain Op.55” for tenor, horn and piano

Text by Edith Sitwell (1887-1964)

 

 

特別公演その他の上演曲目

Songs from Chinese Benjamin Britten 歌曲集『中国の歌』

Seven Sonnets of Michelangero Benjamin Britten 歌曲集『ミケランジェロの7つのソネット』

The Sadness of Komachi Sir Harrison Birtwistle 小町の悲しみ *東京オペラシティ文化財団委嘱作品

Anon in Love William Walton 歌曲集『アノン・イン・ラヴ』(名もなき愛の歌)

Full Fathom Five Robert Johnson 5ファゾムの深海に

Where the Bee sucks Robert Johnson 蜂の蜜吸うところ」

Gedenke doch, mein Geist, Zurücke J.S.Bach arr. by Benjamin Britten我が魂よ深く考えよ

Komm, süsser Tod J.S.Bach arr. by Benjamin Britten 甘き死よ、来たれ

Kommt, Seelen, dieser Tag J.S.Bach arr.by Benjamin Britten 来たれ魂よ、この日に

Trinkelied Franz Schubert (Shakespeare, German trans.) 酒飲みの歌

Ständchen Franz Schubert (Shakespeare, German trans.) セレナーデ

Schlusslied des Narren Robert Schumann (Shakespeare, German trans.)道化の幕引き歌

Annabel Lee Akane Nakanishi アナベル・リー

My Lady Greensleeves Roger Quilter グリーンスリーヴス

My Lady Greensleeves Akane Nakanishi グリーンスリーヴス

Take, o take those lips away Peter Warlock (Shakespeare) 持ち去ってくれ、あの唇を

Greensleeves for tenor, string quartet and piano Akane NAKANISHI グリーンスリーヴス

Londonderry Air for tenor, horn and piano Akane NAKANISHI ロンドンデリー・エアー

音楽の友9月号に「なかにしあかね作品展Ⅴ」の評を頂きました♪
2010年08月17日(火)

「音楽の友」2010年9月号に、「なかにしあかね作品展Ⅴ」の評を頂きました!

《エドガー・アラン・ポーの詩による4つの鐘》声とギターの美しい饗宴 《黒人霊歌集》劇的な起伏もあり今後さらに歌われることを望みたい 《招待作品「頑是ない歌」》男声2人の魅力を生かした作品 《原体剣舞連》溌剌とした魅力で会場を沸かせた・・・(伊藤制子氏)

各作品について丁寧で暖かいコメント、本当にありがとうございました! 今後さらにパワーアップして行けるよう精進して参ります。